【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

中華低価格イヤホンとヘッドホン&デジタルプレイヤーDAP系のレビューのまとめとオススメです。購入した物や使ったモノが中心となります。誠実なレビューを心がけたいと思います。 。。基本的にライトな感じで一分で理解できるサイトを目指しています。このブログは「ぶろぐなんかめんどくせえよ」のスピンアウト・ブログです。なお、無断転載不許可です。

【レビュー】Agptek A12 mp3プレイヤー クリップ付き軽量コンパクトDAP

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agptek a12

 

総合評価✖

Agptekの超コンパクトDAPの最有力であるA12です。

背面クリップ付きで本体の小ささはAgptekのDAPの中でももっとも小さい部類に入ります。

 

スポーツや運動時使われることを前提としたデザインなので、自宅でじっくり聞くようなDAPではありませんが、屋外のスポーツなどの「特定用途向け」ということで開発されたDAPだと考えられます。

 

【Agptek A12 について】

アルバムアートワークなどを表示できる液晶面積は無く、あくまで文字と簡単なドット絵での液晶表示が中心となります。

 

機能は格安中華DAPにありがちな

■ボイスレコーダー

■FMラジオ

と基本に絞った作りですが、FMラジオはワイドFMのみ対応のようで、テストする限りでは自宅にて1chのみ室内で受信できましたが、この受信品質はかなり良かったです。

 

OLEDディプレイ搭載で内蔵8GB、外部マイクロSD対応でこちらは64GBまで対応していますのでMP3プレイヤーとしてはいまどきの平均的な作りで良く出来ています。

 

■再生時間35時間

■対応フォーマット MP3/WAV/APE/WMA/FLAC

■本体寸法 W3.2×H5.2×D1.2cm、重量は22.5g

 

 操作性はかなり良好です。

 

音量ボタンは左側面に独立して実装され、右側面の電源スイッチはスライド式の物理スイッチとなっています。

とても使いやすく説明書を見ないでも特に問題なく使用することができるのではないかと思います。

 

【Agptek A12 音質】

基本的にはダメでしょう。

ますアンプなのに帯域バランスが崩れます。

 

これは同社のA02と同じように低域がかなり少なくなりますので、DACと言うよりも中味の回路と電源部に問題のある音です。

特に低域は少なくなった挙げ句の果てに階調表現が出てこなくなるので、非常に音楽が「腰高」になります。

 

また、このプレイヤーを使うと中域もわずかに暴れがでるので「DAP」の役目である「基本的にニュートラルな音質」が確保されていません。

 

音質自体も少し「明るめ」になるようです。

 

この価格帯であればAgptekのM20がモデル・リファレンスとなり得ますが、それと比較しても音の変質が大きすぎるので音楽を聞いていてかなり問題があります。

 

また音の背景の雑味も大きいようで、やはり「格安機にありがちな設計と部品」と言わざるを得ません。

 

この為、クリア感がとにかく足りません。 

全体的に非常にざわついた音がします。

 

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【Agptek A12 まとめ】

低域が少なくなるのは看過できることでは無く、プレイヤーとして失格です。

このA12で音楽を聴くと別物のように聞こえますが、低域が出てこなくなるので当たり前と言えば当たり前です。

 

M20プレイヤーが金属製でズッシリと重いのでスポーツ向きではありませんが、その用途であればAgptekのC05の方を強くオススメしておきます。

 

C05は背面クリップがありませんが、音が断然C05の方が優れていますので、お金を出してスポーツ用途のDAPを探してるのならA12は避けて置いた方が賢明だと思います。

 

筐体のコンパクトさや軽さ、背面クリップや操作性の良さ等を含めると大変に良く出来たDAPではあるのですが、何よりも音がダメだと云う事で評価は✖を付けさせていただきます。

 

  

 

 

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【レビュー】Xiaomi/小米/シャオミ Mi In-Ear Headphones Pro HD

 

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総合評価△

ネットで少し話題になっていたようなので、相変わらずレビューは見ませんが手ごろな価格で楽しめそうな雰囲気を感じたので購入してみました。

 

ひとつひとつの性能は悪くありませんが、設計上の問題では無いかという事で少し辛口評価になっています。

【Xiaomi Pro HDスペック】

■モデルナンバー Xiaomi Pro HD 
■ドライバー hybrid dual dynamic and balanced armature drivers
■感度98db
■インピーダンス32Ω
■周波数特性20khz-40000hz
■コード長1.25メートル

 

【Xiaomi Pro HD音質】

普通に聴く限りではかなり満足感の高いイヤホンです。

ドライバーはニュートラルで、音がかなり明るめに作られています。

 

全体的にエッジはわずかに立ち気味ですが、ニュアンスとして楽しめる範囲の出来映えで、音の明瞭度が平均以上に有り、クッキリハッキリとした音を持っています。

 

総論としては地力は相当に高いイヤホンで世間での評価も頷けますが、ちょっと細かいところに問題を感じます。

 

第一にボーカルが必要以上に前に出ます。

この為、低域を含めた帯域バランスは良好なのですが、明るくハッキリとしたボーカルが前に出てくるため、相対的に低域が沈んでしまう印象です。

 

ちなみにボーカルだけとると極わずかに暴れますが、質感は非常に良いです。

 

第二に、低域側の重低音域が少し出にくい印象を感じるのと、低域側の音が少し整理されるというか、聞きづらい帯域があるようで、他のイヤホンと比較すると若干聞こえ方が違い寂しい印象があります。

 

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【Xiaomi Pro HDまとめ】

明るくハッキリとしたボーカルが前面に出るため、ボーカルを十全に楽しみたい方向けのイヤホンです。

 

低域側は解像度が少し低めに入るようで、ドライバー側の混濁の問題なのかなんなのか特定できませんが、聞こえづらく埋もれる帯域が出てきます。

 

全体的に出来は良いと判断しますが、人によっては「腰高」だと判断されても不思議ではありません。

低域も60Hz以上の帯域を単音で聞く限りはかなりエッジがよいのでちょっと不思議なのですが、音楽がピラミッド型にならず、かまぼこタイプのようなイメージです。

 

おそらくですが、この音の出方はドライバユニットのクロスオーバーやハウジング設計に少し問題があるのではないかと思います。

 

ただし、もう一度言っておきますが「ボーカルのみにフォーカス」して聴きたいという方にはおもしろいイヤホンの1つです。

 

【レビュー】 KZ HDS3 

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総合評価△

KZのHDS3です。

ハウジングは非常に小ぶりで、写真で見る限りは普通サイズに見えますが、現物はとても小さなイヤホンです。

 

この為、装着感はとても良く、メタルハウジングの質感も以前のKZ品質よりもずっと上がっているように見えます。

右左の判別はいつものKZでレッドラインが右でブルーラインがレフトを意味しています。

 

特徴的なのはハウジング後部に空いた3つの大きめのエアポートでしょう。

 

【KZ HDS3スペック】

  • ■モデルナンバー KZ HDS3
  • ■ドライバー 1DD
  • ■感度108db
  • ■インピーダンス18Ω
  • ■周波数特性20khz-20000hz
  • ■コード長1.2メートル

 

日本製のルビジウム磁石とコイルを実装しているようです。

 

【KZ HDS3音質】

ドライバはニュートラルで、帯域バランスは低域が若干強めですが、とても良いバランスを実現しています。

 

ボーカル域は明瞭度が高めで、かなり前に出ますが、ATRやHLSX808と比較すると声の帯域にピーク感が有り、出来としては優秀な部類ですが、リファレンスやその他ボーカル域の優秀なイヤホンが出てきた以上、積極的にこのレベルのボーカルを選択する理由がありません。

 

このHDS3のもっとも大きな問題は、音質に独特な質感を感じるのですが、メタルハウジングなので強度不足から発生する「雑味」とはいえない、なんとも言えない「嫌な質感」を感じます。

ちょっと表現が難しいのですが何かテクスチャを貼り付けた感覚です。

 

この雑味とはちょっと違う音の濁りのようなもののため、必然的に評価を下げざるを得ません。

 

低域は平均的な輪郭を持ちますが、やはり重低音を中心として音が濁ります。

 

エッジはとても良いので惜しいところが多いイヤホンです。

 

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【KZ HDS3まとめ】

 

一聴してゴミ箱に投げ捨てる類いのイヤホンではありませんが、何かが決定的に足りません。

全体に感じる雑味では無い独特の音の質感があまりよいモノでは無く、音が濁っているように聞こえます。

 

低域のレベルもそれほどのブーストでは無く比較的バランスは優秀にもかかわらず、重低音の表現はブーミーになりがちで、音の濁りと相まって評価を落とさざるを得ません。

ボーカル域の明瞭度も有り、クリア感があるのですがこの帯域のピークとディップを感じるのでこちらもまたイマイチと評価します。

 

あえて積極的に購入する理由はまったくありません。

 

 

【レビュー】 KZ ZSE デュアルドライバー

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総合評価〇

ダイナミック2発搭載の2Dドライバー搭載機となります。

 

KZの中では比較的新しく、VJJBの名機V1と同じような構成となっています。

V1のほうは同ドライバーの構成ですが、ZSEは異種のドライバーを並列に組み込んでいるようです。

 

【KZ ZSEスペック】

■モデルナンバー KZ ZSE
■ドライバー 2DD/6.8mm/8mm
■感度120db
■インピーダンス16Ω
■周波数特性20hz-45000khz
■コード長1.2メートル
 
非常に特徴的なのですが高域側が上に45000khまで拡張されています。
意味があるのかと言えばまったくありませんし、測定器でもなければそもそも確認出来ません。
最近流行のハイレゾ詐欺の一環でしょう。
 
異種口径のダイナミック2発がおもしろいところです。
 

【KZ ZSE音質】

ZSEの帯域バランスは低域が強めとなっています。

ドライバーはニュートラルで、エッジはマイルドに入り、長時間聴いても疲れにくい音質です。

 

基本的な音質は非常にレベルが高く、KZの中でも比較的安価なイヤホンですが、価格以上の価値は感じられる好印象です。

 

ここ最近は中華のレベルが上がってきているような印象ですのでKZの中でもトップグループの一角に位置するイヤホンと評価します。

 

問題点は、低域が強めのブーストとなっていることで、特に重低音域が強めです。

低音域全体のエッジはかなり良く描くのですが、重低音多めのソースでは気になる部分が出てくると思います。

 

またおそらくデュアルドライバーのクロスオーバーの関係だと思われますが、音が整理さないというか、クロスオーバー付近と思われる帯域の音が突出して出るところがありバランスが狂います。

この為、他のイヤホンと聞き比べたときに音楽の印象がちょっと違い、ZSEは独特なバランスで鳴るところがあります。

最初は解像度が高めかと思ったのですが、どうもそうではなく単なるチューニング不足です。

 

ボーカル域の質感はとても良いのですが、最終的にはATRやZS5には今一歩及ばずという所です。

また、若干ですがわずかな雑味が音に感じられます。

ただし、非常にわずかなので特に問題にする程度の事ではないでしょう。

 

ZSTよりも雑味は遙かにマシです。

 

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【KZ ZSEまとめ】

設計品質が上がっているのか最近のKZはなかなかレベルの高い製品を出してきます。

以前によく見掛けた「売るレベルに達していない」製品が少なくなってきているような印象でしょうか。

これは他の中華イヤホンにも言えることですが、ココ1-2年で中華全体の音質レベルが底上げされているようなイメージを感じています。

 

かつてのED3youthバージョンのような「驚くようなゴミ」は減っているのではないでしょうか?

 

こちらのZSEも平均以上の実力はあるので安く見掛けたら買ってもよいでしょう。

KZの中では過去のイヤホンと比較すると相当に良くなっていることが実感できる良機です。

 

あえて比較するのならZSTの音の雑味を取り除いて、明瞭度をわずかに下げて音質を地味にしたような印象でした。

 

ZSTよりも雑味は少ないですが、音の明るさはZSTの方が上ですので明るい傾向の音ならZSTを選んでおいた方が楽しいかも知れません。

またボーカル域がZSTの方が前に出ますので、ZSTと迷った場合、ZSTの方をオススメしておきます。 

ただし、長時間使われる予定の方はZSEの方が好適です。

 

AliExpress.com Product - 100% Newest Original KZ ZSE 3.5mm In-Ear Double Dynamic Unit Driver Earphone HIFI Bass Noise Cancelling earpiece Earplug Earbud

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【レビュー】Tennmak Piano MMCX対応

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総合評価△

 

 MMCX対応のTennmak Pianoです。

8.6mmの1ダイナミックドライバー搭載機となります。

 

【Tennmak Pianoスペック】

  • ■モデルナンバー Tennmak Piano 
  • ■ドライバー 1DD/8.6mm
  • ■感度98db
  • ■インピーダンス16Ω
  • ■周波数特性20khz-20000hz
  • ■コード長1.2メートル

 

【Tennmak Piano音質】

基本的に平均以上の音質を確保していて、前回レビューしたtennmak Dulcimerよりも明らかに地力は上です。

 

基本的な音質は明瞭度の高いわずかにウォーム系のドライバーでかなり明るめの音を出してきます。

 

帯域バランスはかなり低音よりで、特に60Hz以下がブースト気味のバランスとなっています。

このブーストがソースによってはかなり明確に中域に絡みます。

 

中高音域のエッジはかなり立ち気味ですが、ギリギリで許容範囲にあるレベルでしょう。

明るめの音と絡まりこの立ち気味のエッジはかなりおもしろいと言えます。

 

ボーカル域の実力も相当に高くATRレベルに今一歩及ばずという所ですが、ピークとディップをよく取り除いたものでレベルは高いと思います。

 

問題点としてはやはり60Hz以下の低音ブーストとこの帯域のボケ感があるという事でしょう。

 

また、もう一点あげれば、全体的にわずかに雑味が載ります。

うっすらとですが深く聞き込む方は気になる事だと思います。

 

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【Tennmak Pianoまとめ】

1DDイヤホンとしては実力高いのですが、帯域バランス的に低域の過剰ブーストが中域に対してかぶり気味なほどなのでその点で評価を下げます。

 

特にかなり明るい音を好まれる方でウォーム系統のイヤホンを探している方は有力な候補となりますが、今となっては積極的に購入する理由は特になく、全体的にデメリットがメリットを上回ります。

 

音質のところでも書きましたがおそらくハウジング由来だと思われるわずかな雑味がかなり気になり、帯域バランス的には低域が過剰気味なので購入時にはその点をよく考慮する必要があります。

 

MMCXケーブル対応なので断線時にも取り替えがきき実用度も有り、音のレベルも高いのでなかなか良いイヤホンだと判断しています。

 

もう一度書きますが、エッジ立ち気味の派手で明るめの音に特徴がありますのでそういった傾向のイヤホンが好きなら一聴の価値があります。

 

 

  

  

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【レビュー】サウンドピーツ/SoundPEATS B30 名機の誕生

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総合評価〇

B10を販売しているサウンドピーツの最新イヤホンであるB30です。

 

超低価格ですが、セレクトショップのサウンドピーツが放つ新作であるだけに期待が高まりますが、このマルチドライバ全盛期に価格なりの1DD/9mmドライバー搭載となっています。

 

前作のB20が平凡な出来映えだったので、B10の系譜は連綿と続かなかったと判断しましたが、最新のB30は1DDの新たな限界を見せてくれる珠玉のイヤホンでした。

 

【サウンドピーツ/SoundPEATS B30スペック 】

  • ■モデルナンバー SoundPEATS B30
  • ■ドライバー 1DD/9mm
  • ■感度98db
  • ■インピーダンス16Ω
  • ■周波数特性20khz-20000hz
  • ■コード長1.2メートル
 
【サウンドピーツ/SoundPEATS B30音質 】
ライバルはKZの名機ZS5です。
 
ATRのようなリファレンス系の音ではなく、帯域バランスは低音よりで全体的な音の傾向はZS5の方に近いものがあります。
 
基本の音質は見事としか云いようがなく、ボーカル域はATRやHLSX808とほぼ同等ですが、B30の明るく明晰で前に出る感覚は明らかにリファレンスを上回るレベルです。
 
このあたりのイメージはZS5に近いのですが、エッジの描き方では明らかにZS5を凌駕しています。
 
ただし、残念なことにまず小音量でドライバーの音痩せが激しいのでちょっと音量高めで聞く必要があることが一点。
また、低音域のレベルが少しブースト気味であり、ちょっとボケます。
この低音の輪郭の緩さはZS5以下となります。
 
ただし、全体的に見た場合KZ ZS5の存在を揺るがすほどで、唯一明らかにZS5に届かないのが「低音のボケ」と「音の分離」だけとなり、1DDということを考慮しなくとも、エッジの描き方や中高音域では既に「ZS5が勝てない」のがこちらのB30です。
 
驚くべき音のイヤホンとしかいいようがありません。
 

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【サウンドピーツ/SoundPEATS B30まとめ】

一言で言えば、1DDの新たな限界の音で、新しい地平を切り開くそのハーモニー感のある音は素晴らしいとしか云いようが有りません。
 
ATRやHLSX808はどちらかと言えば帯域バランス良好な地味目の、フラット系の音作りですが、こちらのB30はニュートルながらも明瞭感が高く、音は明るめで派手になります。
 
しかし、はっきりいって中高音域はATRや808やZS5を超えていると云っても過言ではありません。
 
特にエッジの立ち方はもう見事としか云いようがなく、しかもボーカル域の正確さもほぼZS5と同等でATRに並ぶレベルです。
しかも、明瞭度は1DDのイヤホンとしてはこれまで聞いたことのないほどの絶妙な境地で、これが本当に1DDの音かと耳を疑う域に達しています。
 
まさか1DDで低音の出方と分離以外でKZ ZS5を凌ぐイヤホンに出会えるとは思ってもみませんでしたが、これは新たな名機の誕生と云ってしまっていいでしょう。
B30を聞いた後ではZS5を購入する意欲が失われるほどです。
 
特に1DDでありながらある意味マルチドライバの境界線を超えてしまったという意味で「この音は絶対に聞くべき」だと断言しておきます。
 
見事です。
  

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【次回予告】 中華イヤホンまとめサイトの次回レビュー予定 8/29日版 

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次回予告をのせておきます。

テスト終わり次第、レビューを掲載予定となります。

 

■KZ ZSE

■KZ HDS3

■tennmak pianno

■1more piston pro HD

 

の予定です。

もう1本くらい行くかもしれませんが、予定は未定です。

 

  

  

  

 

最近はBluetoothまとめサイトの方の記事の拡充とAVアンプの方の再調整を暇を見て行っています。

 

AVアンプの調整は手動メインに行うととんでもない手間になります。

部屋と機材が共に揃わないと音場の不自然さが補正しきれないので・・・特に自宅ですと右チャンネルのサイドAスピーカーが位置的に試聴位置に寄るのでやはり補正の限界を超えているような感じです。

 

AVアンプはおもしろいんですが。

 

ネットストリーミング・ビデオ中心ならそこまで機材にお金をかけるのはオススメはしません。

サラウンドヘッドホンで十分です。

 

こちらのサイトですと有線系の方が対象なのでメインサイトのぶろぐなんかめんどくせえよでオススメした中華G2200ゲーミングヘッドホンを推薦しておきます。

 

低価格中華サラウンドヘッドホンですが、これはバカに出来ない性能です。

 

僕はSONYのワイヤレスサラウンドヘッドホンの10年選手ですし、パイオニアのワイヤレスも使ってきています。

ゲーミングも中華ならそれなりの数を見てきていますが、音が悪くてどうにもならず、なおかつサラウンドがつながらないのですが、G2200は平均以上の音にサラウンドもトップクラスに優秀です。

 

と・・・全然関係のない話題で失礼致しました。

 

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【レビュー】KZ ATE-S

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総合評価〇

公称ではATEの後継でスポーツタイプという事になります。

シュア掛けでフックに針金がついています。

 

こちらはなぜかいつものシリコンピースではなく、ウレタンピースが標準でセットされているのですが、これですと他のKZと音の判定が横並びにならないので付属のシリコンピースに変更しています。

 

【KZ ATE-Sスペック】

  • ■モデルナンバー KZ ATE-S
  • ■ドライバー 1DD/8.2mm
  • ■感度106db
  • ■インピーダンス16Ω
  • ■周波数特性15khz-29000hz
  • ■コード長1.2メートル
 

【KZ ATE-S音質】

ATE-Sと云うくらいで、ATEのスポーツタイプの改良版/後継という位置づけでとなっているのですが、なぜか、音はATEではなくATRの音です。
 
それもブラインドなら区別がつかないくらいATRの音そのものな訳です。
 
ですのでATE-Sの音については基本的にATRのレビューを参考にして頂いて構いません。
 
若干違いがあるとするのならば、音色が少し違うのですが、これも「プラセボとか気のせい」あるいは「個体差」と言われればそれで納得してしまうレベルです。
 
ちなみにATE-Sの方がわずかに音色がスッキリとしています。

KZ ATE-S 分解図】

KZのラインナップは訳の分からないものがありますが、こちらのATE-Sもそのうちの1つです。
ネーミングからしてATEの後継というかスポーツタイプのSだと思うのですが、上記で書いたように「音質はATRと酷似」というか、ATRそのものです。
 
ですのでATEの方はこちらに買い換えもありなのですが、ATRの方が「買い増し」してもほとんど意味はありません。
 
ちょっと不思議なので各ユニットの分解図を集めてみました。
 
というのもいつものKZで、スペックがそれぞれのサイトで数値が違い、信頼性がないので分解図で確認してみました。
 
ATEです。

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ATRです。

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ATE-Sです。

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これが正しいとするのなら、中味はATEと酷似しているのですが、出てくる音はATRそのものです。
 

【KZ ATE-Sまとめ】

音はATRなので、まったくもって素晴らしいとしか言い様がありません。
ボーカルもATRそのもので区別がつきません。
 
音質のところでも述べましたが、もし違いがあるとすると「音色がわずかにスッキリしている」のがATE-Sですが、これも気のせいとか個体差といわれればなんとも自信がありません。
 
これくらいの微妙な違いの場合、あまり「違いを求めてしつこくチェックするとプラセボにやられる」というのがあるので、これ以上のテストは今の段階では中止します。
 
違いがないものや相違が限りなく小さい物に関してはそれ以外に書きようがなく、ワザワザ違いを無理やり探す必要もまた有りませんので。
 
少なくとも帯域バランスも低域の表現もシリコンピースで比較する限りはほぼ同じモノです。
 
こちらは最初になぜかウレタンピースが付属しているので、音の違いはピースの違い程度となります。
 
ATR所有の方は買い増しの必要性はまったくありません。
ATEの方はATRの代わりにこちらを購入するのもありです。
 
基本的にはATRの音なのでリファレンスに使えるのがこちらのATE-Sとなります。
 ただし、その場合は付属のシリコンピースに変えてリファレンスとしましょう。

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【新サイト立ちあげ】Bluetoothイヤホンとワイアレスヘッドホンについてのまとめサイト

 

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中華系Bluetoothイヤホンとヘッドホンやスピーカーを主に取り扱うための新サイトを立ち上げました。

 

今後、少しずつ拡充していく予定ですので、無線系/ワイアレスのイヤホンとスピーカーに関してはこちらを参考にしてください。

 

よろしくお願い致します。

 

earphon.hatenablog.jp

【コラム】 DAPの買い方・選び方のまとめ

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このあたりでDAPの買い方の目安について思うところを書いておきます。
 
もちろん市販のDAPについては「中華」が市場に進出してからは選択肢が無数に選べるようになり、その多くを聞くことは適わないわけですが、ある程度の目安として参考にしていただければと思うところです。
 

【一万円以下のDAPについて】

 
5000円未満の製品についてはまだかなり粗悪なDAPが多いので、購入する場合はかなりの確率で「博打」になります。
音が極端に歪んでいたり、低音の量が少なかったりというゴミに近い製品がほとんどを占めるのがこの価格帯となります。
 
むしろ「当たり」に出会える方が希でもあるので、極端な冒険は控えた方が身のためです。
 
この価格帯ではいまのところ
 
Agptek M20/M20s 
Agptek C05B 主にスポーツ用
 
のどちらかを購入すれば音質に関しては高い満足感が得られると思います。
 
またほとんどの方がスマホをお持ちだと思いますが、「音質」でいえばiPhone6以降の方は両DAP共にiPhone以下の音質ですので買い増しする場合は用途などを良く見極めてください。
バッテリーが持たないので安くサブDAPが欲しい方やiPhone7でイヤホンジャックがなくなってしまったので迷惑している方などが対象になると思います。
 
アンドロイドの方は高音質に定評のあるスマホでM20と同等程度だと思います。
もちろん星の数ほどアンドロイドスマホがあるので一概には言えませんが、一般的に言って普通のアンドロイドスマホはiPhone以下の音質の筈なのでM20クラスのDAPを購入して聞き比べて音質の判断をするのもありかと思います。
 
5000円以上から一万クラスのDAPでは「粗悪品」はかなり少なくなってきます。
いきなり「ハズレ」という場合はほとんどありませんがM20クラスの音を大きく超えるかというとちょっと難しい場面も多くなってきますので、M20からグレードアップする場合でも積極的に推薦できる価格帯ではありません。
 

【1万円以上5万円未満のDAPについて】

 
この価格帯は中華などがドンドン進出してきているのですが、正直、iPhoneの音質に勝てるのかというと疑問符がつくことも事実です。
特にこの価格帯にはiPod touchが君臨しているので更に音質で超えるのが難しい価格帯となります。
 
アップル最高峰の音質を持っているのがiPod touchなので部品コストなどのスケールメリットを考えればアップル製品に単体のDAPで勝つのは相当に困難が伴うのはわかると思います。
 
同じ価格帯ならアップル製品は部品にかけられる手間とコストが桁違いなので音質優先ならまずiPodtouchを考慮しましょう。
 
ただ、僕などもそうなのですが「単体の専用DAP」はそれだけで気分的に「いい音がするような気がする」ものなのです。
いろいろと機能的におもしろい製品がひしめいているのも事実なのですが、最後のライバルはiPodtouchというのは忘れないようにしましょう。
 
少なくともこの価格帯で音質で有利に立つにはiPodがひとつの目安であり、超える必要がある事は確かなことです。
 

【5万円以上のDAPについて】

 
この価格帯から初めて専用DAPがiPhoneやiPodを超えられる音質を実現できてきます。
 
特に注目すべきは低音の性能、いわゆる駆動力と背景のクリアさが着目点となります。
 
電源部は単純に物量投入が効いてくる場面でもあるのでここにキチンと必要な性能が確保されているかはチェックのしどころとなるでしょう。
 
ただしこれはイヤホンの場合であってヘッドホンを視野に入れる場合は薄型のポータブルアンプでは駆動力の確保はかなり厳しいのでどちらにしろキチンと駆動させるのなら据え置きタイプのアンプが必要となりますので、それはまた別途で考えた方がいいかと思います。
 
またこれはあちこちで書いていますがDAPはデジタル機器なのでアナログのように単純に高級な部品を使えば音が良くなるというものではありませんので、五万以上の機器に関しては価格の差に比例して音の差になるとは言い難い部分が出てきますので、全体的に音質をキチンとチェックすることも大事です。
 
これを見極めていかないと内部の部品というよりもむしろ外装などの見かけにコストをかけたインチキくさい機器を手に入れてしまうということもないとは言い切れません。
 
オーディオでは胡散臭いメーカーはまずもってガワのデザインや筐体などにコストを投入してそれっぽく仕上げて高値で売りつけるということを昔からよく行います。
 
高価なDAPは利益率が高いので雑誌やオーディオ評論家とタイアップして宣伝広告費を払っても十分に元が取れます。
彼らさえ動かせれば後はオーディオブロガーが勝手にポエムを広めてくれるので問題なしというわけです。
 
というわけですので五万以上のDAPに関しては試聴でのチェックでどこにどのような差が有るのかを含めて見極める必要があります。