【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

中華低価格イヤホンとヘッドホン&デジタルプレイヤーDAP系のレビューのまとめとオススメです。購入した物や使ったモノが中心となります。誠実なレビューを心がけたいと思います。 。。基本的にライトな感じで一分で理解できるサイトを目指しています。このブログは「ぶろぐなんかめんどくせえよ」のスピンアウト・ブログです。なお、無断転載不許可です。

駆動力のお話し

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駆動力。

これは本当に謎なんです。

 

イヤホンでもハッキリと分かってしまいますし、スピーカーならなおさら分かります。

というよりもスピーカーまで進むとウーファーのドライバによってはまるで鳴らない、何て言うことは日常茶飯事です。

 

そして、鳴らないドライバを鳴らそうと10年20年と四苦八苦することになります。

 

問題なのは「鳴らし切っているかどうか」がベテランでもよく分かりません。

むしろベテランの方が分からないかも知れません。

 

どんなアンプでも「音は鳴る」わけですが、問題なのは「鳴らし切る」事であってこの状態は経験と比較検討が必要で、ピュアのベテランはここまで持っていく事がそう簡単なことでは無いと言うことを身に染みてよく知っています。

 

ここ最近も読者の方から質問を頂くことも多いのですが、例えば「ある信頼できるサイトにこの組み合わせで鳴る」と書いてありましたという人もいますが、僕は答えます。

 

「エントリークラスなのでたぶん大丈夫だと思うんですが、最終的には比較検討しないとなんとも分かりません」

 

僕も実際にその「ある信頼できるサイト」とやらを見てみると確かに測定してみたりスペックを元にああでもないこうでもないと書いてあり、確かにそれらしく書いてあったりしますが、そんなことで「駆動力」が判定できたり分かったりしたら僕らはこんなに長い間苦しみ続けていたりしないわけで・・・

 

この駆動力の実相というのはいまだにその正体がよく分からなかったりするのです。

 

スペックや測定で判定できたらどれだけ楽なことか・・・

 

あるピュアのベテランは昔こんなことを言っていました。

 

「海外製の中身スカスカのパワーアンプがガンガン鳴らせるのに、国産の中身ぎっちりつまったアンプがなぜか全然鳴らない」

 

そう。

 

そんな物なのです。オーディオというのは。

 

バカでかい瞬時電流供給用のコンデンサーがドカンと実装されていて、高らかに電源部強化と書いてあるのにもかかわらず、なぜかまったく鳴らないなんていうのはよくあることです。

 

本当に鳴らしてみるまで分からないのです。

 

ただ音が鳴るだけなら簡単な話なのですが、そのお気に入りのスピーカーを完全なコントロール下に置くには長い経験と苦闘を必要とします。

 

イヤホンでも低音関係にパワーが必要な物はいくつかあってそのだいたいの目安は過去記事で出してありますが、まぁイヤホンであればそれほど苦労なくならせるでしょう。ヘッドホンあたりになると少しだけ迷う場面が出てきますがまぁラクです。

 

ただしこういったイヤホンやヘッドホンでも「基準の取り方」が分かっていないと判断が難しい話しになります。

 

それがスピーカーでは更にまったくもって五里霧中、分からなくなります。

 

特に大型スピーカーになるとメーカーもなんでこんな物を普通に売っているのか訳が分からないほど鳴らし切ることが難しいものが数多くあって、そういった物を経験しているとまるで霧の中で迷路を歩いているような気持ちになるものです。

 

ですので測定グラフやらスペックやらを前面に押し出していかにもな論をまことしやかに語りながら駆動力の話しが書いてあるような場合は往々にして「実際はド素人」ではあるのです。

 

苦労してきたベテランはその問いに対してまず間違いなくこう云います。

 

「うーん。それが鳴らしてみるまで分からないんだよ。30万のアンプで鳴る場合もあるのに100万のアンプを突っ込んでも鳴らないんで訳が分からないんだ」と。

 

それが駆動力というものです。だから僕たちはこんなにも苦労するわけです。

  

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【レビュー】オーディオテクニカ ATH-LS70

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初オーディオテクニカとなります。

 

 ひとつのユニットに対してドライバーを直列で配置するというちょっと面白い構成のドライバでどんな音がするのか興味がわきました。

 

オーディオテクニカというとスピーカー関係の人間はまず使うことはないメーカーなので避けて通っていたと云うのもあります。

 

僕らはどうしてもスピーカーの世界に来ない、というメーカーはそれだけで縁が遠くなったりします。

それでもオーテクと云うメーカーは日本メーカーの中では価格帯やラインナップ的に「分をわきまえている」という印象はありました。

 

デジタル機器ならまだしもアナログ系機器で日本ブラントで高価格帯を出してもまずもって通用しないと云うのが身に染みていましたので、エントリークラスを中心に出すというのはそれだけで良心的とは言えるからです。

 

だいたいオーディオは詐欺が横行しますが、こう言うブランドは分をわきまえずに高価格帯に製品を突っ込んできます。

 

挙げ句の果てには高域がどうとかこうとか理屈を並べ立ててスーパーツイータ(笑)などを付けてきたり変態的な構成のドライバを実装したりするので・・・もうそれだけでうんざりするわけです。みなさん、スーパーツイータなど単なる詐欺です。ハイレゾ詐欺の一環で騙す気満々。本気でスーパーツイータを実装しているのなら、どうかしているというレベルでしょう。

 

聞こえる帯域ですらマトモに世界レベルのクオリティが出せないのに高域に逃げるのは無能の証です。

 

何度でもいますが日本メーカーでハイエンドの音作りが出来るのは極一部のアンプメーカーだけであって音の出口となるイヤホンやスピーカーはまずもって世界には通用しません。

 

話が脱線しましたが、縁のなかったオーテクの実力確認にLS70を選択しました。

 

レビューはいつも通りですが、良いものならいいのですが・・・。イヤホンでエントリー系ならなんとか戦えるのが日本製なので期待を持ちたいと思います。 と言いながら一番面白い価格帯でもあるので楽しみではあります。

 

オーディオテクニカ ATH-LS70

オーディオテクニカ ATH-LS70

 

 

 

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MP3 VS WAV音源のテスト。

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mp3とWAV音源の面白いテストサイトを見つけたのでそのままリンクを張らせていただきます。

 

皆さんぜひテストしてみて下さい。

 

ちなみに僕は全問正解しました・・・・

 

正直ホッとしました。

 

下記サイトの一番最後のまとめに「答え」が掲載されていますが、答えは見ないように。思い込みにやられてしまいますのであくまで自分のために行うテストですから、正直にいきましょう。

 

vook.vc

 

皆さんの結果はtwitterに書き込んで下さいませ。

 

 

 

【レビュー】デノン DNP-800NEネットワークプレイヤー

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どうもネットワークプレイヤーマニアです。

 

ネットワークプレイヤーは本当に楽しいです。CDプレイヤーの時はいちいちCDを取り替えていましたが、何でもかんでもNASに音源を放り込んでおけばUpnpプレイヤーで自在に音楽を取り出せます。

 

ネットワークプレイヤーが発売されて少し経ったらすぐにCDプレイヤーを処分してネットワークプレイヤー一筋になりましたが、コレはもう手放せません。

 

オーディオ機器というのは新しいものが良いわけではありませんが、この手のデジタル機器は単純に新しければ新しい方が良く、ネットワークの接続安定性や接続スピードも新しいものの方がよりよくなっているのが普通。

 

しかも嬉しいことに日本製オーディオ機器は音の出口、イヤホンやヘッドホン、スピーカでは世界ではまったく通用しませんが、CDプレイヤーあたりは「特性重視の物量投入」という音作りが活きてくる分野で、この類いのデジタル機器は日本が世界のトップを言っていると云っても過言はありません。

 

そういう意味ではDACとかデジタルプレイヤー系は積極的に日本製を使うべきです。これこそ日本でオーディオする楽しみのひとつでしょう。

 

駆動力も関係なく、音も単なる0と1のデジタルデータなので良いも悪いもありませんので、何でもかんでも音が違って聞こえてしまうと云う便利な耳をお持ちの方でなければその差は限りなくゼロに近いわけです。

 

そこで大好きなデノン。

 

しかもアップサンプリング付き。

 

先日ONKYOの6130を買ったばかりですが、もう1台必要になったので今度はデノン。

 

そのレビューとなります。

 

DENON ネットワークオーディオプレーヤー Airplay2対応 プレミアムシルバー DNP-800NE-SP

DENON ネットワークオーディオプレーヤー Airplay2対応 プレミアムシルバー DNP-800NE-SP

 

 

 

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【レビュー】KB EAR F1 イヤホン 大人気1BA機?

 

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中華の1BAイヤホンです。

こちらはeasyearphoneさんからレビュー依頼を頂きました。いつもの如く「好きに書かせて貰う」というのはお約束させていただいたので受けた次第です。

 

easyearphoneさんのお話しでは「こちらのF1イヤホンは大変評判が良い」と聞いています。もちろん当ブログにレビュー依頼を出すのですからメーカーや販社としてもそれなりの自信作である事が多く、依頼を受けたものは端からゴミというケースは最近は少ないようで嬉しい限りです。

 

僕の方も中華イヤホンよりも最近はNOTE版でコアな読者様と共に国産や海外品を買ってはレビューするという日々を繰り返していますので、久しぶりの中華イヤホンとなります。

  

高評価アマゾンレビューはこちら。ちょっと桜っぽいです。

 

【KB EAR F1スペック】

 

■モデルナンバー KB EAR F1 
■ドライバー 1BA
■感度105db
■インピーダンス22Ω
■周波数特性 20 - 20,000Hz
■コード長1.2メートル

 

デザインが非常に良いです。所有感をくすぐられるところがあり、秀逸で面白いと思います。イヤホン自体は軽さがありよく出来ています。

 

左右の判別が独特で・・・ロゴが内側に来るように装着します。これが分かると一瞬です。

 

バーンインはBAにもかかわらず多少必要です。音だし直後に音のなまりが大きいので10分ほど様子を見ましょう。BAドライバなのでそれ以上鳴らしても音は変わりません。もし変化したように感じたとすると単なる耳の鳴れと思い込みです。

 

 

【KB EAR F1音質】

 

1BA機というとかなりチューニングに気を遣わないと単なるゴミと化す可能性が高く、一般的なチューニングの方向としてはBAらしさを追求していくか、それともDDっぽくチューニングしていくかという方向が考えられます。

 

こちらのF1はまずDDっぽいチューニングの方向にベクトルを振ってあると言えます。なのでBAらしさがかなり薄くなっていると言えるでしょう。

 

こう言うベクトルでのチューニングを指向する場合、とにかくナチュラルな音を目指すべきなのでよりチューニングの難易度が上がると言えます。

 

こういったBAとしての前提を踏まえた上でF1の音をレビューしたいと思います。

 

 

基本的な音の方向はスーパーウォーム。かなり音色が暖かく、ちょっとBAらしからぬ暖かさがあります。音の暖かいBA機もNOTE版では紹介しましたが、それよりも更に暖かい。音の傾向としては派手さとパワー感のない音といえます。

 

帯域バランスは1BA機らしく低音が少なめとなっています。低音量としては4.0なので比較的頑張っているとは言え録音時適正レベル4.5にもわずかに達していない量だと言えます。

 

低音の質感にしてはかなりタイト気味でしょう。そして問題点ですが、とにかく低音の下側の帯域がゴッソリと削り取られているので音が出てきていません。BAでの低音の場合重低音は最初から捨てて掛かりますが、それより更に上の帯域が出てきていないのですが、これは安い1BA機はみんなこんな感じなので致し方無い部分でしょう。

 

低音のパワー感に関してはBAとしては比較的頑張っていると感じます。1BAとしてなら中々よく出来ていますが、このあたりもDDにはとても適わないところ。

 

全体の帯域バランスとしては完全なかまぼこ型。低域も高域も出てきません。またバーンインして鳴らし込んでも最初から出ない音が出てくるはずもなく、これは変わりません。そもそも低域側はBA特有の問題です。ただ高域側は意図的にこういう音にしてあるのでしょう。

 

ボーカルフラットはかなり出来が良く、キッチリ中域を詰めてきているところは好感が持てますが、激しいソースではボーカルが奥に引っ込んでしまう。

 

このF1イヤホンの最大の特徴は音が非常に柔らかく、エッジが優しいところでしょう。高域側が少しハイ下がりを起こしているイメージなのですが、音はかなりマイルドです。音に迫力がないのはBA機の特長のひとつですが、単にそれだけではなくF1の場合高域側に派手さがないので鈍ったような音に感じます。

 

何かがほんの少し足りないイメージでしょうか。

 

F1イヤホンの最大の問題点ですが・・・・スーパーウォームかつ音色が独特で元の楽器の音をかなり書き換えてしまう事でしょう。この為、ピアノで云えばスタインウェイとベーゼンドルファーの区別が付けづらい。両方のピアノが同じような音色で鳴ってしまいます。

 

特徴をうわ書きしてF1の音に変えてしまう。

 

ボーカルも声色自体が少し変質してしまうようで本来の声のカラーとは違います。

 

BA機では迂闊に作るとよくあるのですが、F1の場合は歪みなどではなく独特なテクスチャーというか質感が音に乗るのでそれが極端に強いと言えます。

 

良いか悪いかという事で云えば「正しくない」とは云えますが、このちょっと異質な音をどう捕らえるかという事でしょう。個人的にはここまでハッキリと音色を上書きしてしまうのはちょっと問題だと云えますが、弦楽器向きのチューニングでしょう。

 

それから非常に大事なところなので書いておきます。このイヤホンは音量調整に非常にシビア。小音量だと音が鈍り、帯域バランスも悪化します。大きめですと今度はドライバが根を上げて音が混濁し始めます。

 

ちょうど良い音量というものがあるのでその部分で聞きましょう。ただし、その適正音量でも厳しいソースでは音がゴチャゴチャします。

 

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【KB EAR F1まとめ】

 

一言で云うと1BAの音です。帯域バランスや低域の出方などすべて含めてそのまま1BAの音。そういう意味ではこれが人気があるというのは信じがたい部分があります。

 

ただし、非常に独特な音色を持つのでその部分が他の1BAイヤホンとはちょっと違うというところなのでしょうか。この音色もかなり変色してしまっているので元の音色がよく分からなくなり、なおかつすべての音をスーパーウオームでF1っぽい音に書き換えてしまうのですが・・・

 

F1はナチュラルな音ではありません。人工的と云えば少し人工的なのですが、なんとも言えない不思議な音色がします。

 

また、ドライバが混濁しやすいところがあって、これもそこら辺によくある1BAらしいと云えばそうなのですが、ソースによっては極端に分離が悪化します。そのケースではボーカルも奥に引っ込んでしまうので注意が必要です。

 

比較的アコースティックなソース向けで楽しむべきでしょう。あるいは弦楽器など。音がユニークなのでジャンルをかなり選ぶと言えます。またソースによってかなり不安定な音の出方をします。

 

価格から云って1BA入門機とは云えるのですが、もともとBA機は市場では人気がないので・・特に1BA機は相当にチューニングに経験を突っ込まないとまともな音がしないとはいえるので、リセールバリューで考えると暴落するのが関の山でしょう。

 

このF1イヤホンはいわゆる1BAの特徴を持った音ですが、スーパーウォームで音が柔らかいという事に極端に振ったという面白いイヤホンではあります。そういう意味では唯一無二ですが、よく聞けば色々と弊害も多く、オススメできるような代物ではないと判断します。

 

低価格1BA機はちょっと厳しく、1DDで探した方がよりよい結果をもたらせてくれるでしょう。BA機の場合まだ中華では一流ブランドのチューニングにはとても適いません。

というよりも日本ブランドでも厳しいです。

 

総合評価△ ユニークな音で頑張ってはいるが出来はイマイチ

 

AliExpress.com Product - KBEAR F1 In Ear Earphone 1 Balanced Armature Driver High-End HIFI Bass Headset DJ Monitor Earphone Earbuds Headphone

今回お世話になったeasyearphoneさんはこちらへ。たぶんもう二度とレビュー依頼は来ないでしょうが、お店自体は返品交換などかなり問合せにも良心的に対応してくれるのでみなさん利用して下さい。

 

国産や海外イヤホンのレビューはこちらへ。 note.mu 

catwalk1101earphone.hatenadiary.jp

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【レビュー】ONKYO NS-6130ネットワークプレイヤー

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catwalk1101earphone.hatenadiary.jp

 

今回は日本製のネットワークプレイヤーを購入してみました。

 

前回の記事でネットワークプレイヤーのメリットなどを書きましたが、ちょうど現在のネットワークプレイヤーを更新する時期なので、最後までデノンと迷ったのですが、つい安さに釣られてONKYOにいってしまいました。

 

まぁ僕としてはサブシステムのスピーカーでも使いますが、主な用途がヘッドホンアンプの為なのでDACなどもどうでもよく、むしろいかに基本機能がしっかりとしているのかという所が大事なところです。

 

その点、こちらはデジタルアウト付きで将来の発展性も十分。

 

ONKYOと云えば日本のメーカーとはいえ、もともとがピュア向けの機器を出しているわけではないので、僕もONKYO機器はDP-X1を使っているとは云え、最後に据え置きのONKYO製品を買ったのは随分と昔のことになります。

 

懐かしい思いが半分、期待が半分というところですが・・・

 

何しろ僕が本格的にオーディオに嵌まったきっかけというのがONKYOのフルレンジスピーカーの音を聞いたことがきっかけでして・・・

 

下手に多ドラの音など聞いていたらここまでオーディオと真剣に向き合うことはなかったんじゃないかと思います。当時、フルレンジのスピーカの統一された音色といきいきと躍動感のある音にやられてしまいそれからずっとオーディオを突き詰めてきているわけです。

 

結局、その後フルレンジスピーカというのは低音が出ないので、低音をバカみたいに要求する一般の人たちに受け入れられずに世の中から消えてしまいましたが、無理をさせないその音は唯一無二の良さがありました。

 

いまではその他のオーディオメーカーと同じくONKYOも本体は相当に苦しく、コンシューマー向けのオーディオ機器はいつまで販売するのかまったく分からなくなってきていますが、いつもエントリー向けの機器ではそれなりの存在感を示してきたメーカーとして敬意を表して聞かせていただきたいと思います。

 

ONKYO NS-6130 ネットワークオーディオプレーヤー ハイレゾ対応 シルバー NS-6130(S) 【国内正規品】

ONKYO NS-6130 ネットワークオーディオプレーヤー ハイレゾ対応 シルバー NS-6130(S) 【国内正規品】

 

 

 

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【レビュー】SHANLING M0 中華超小型デジタルオーディオプレーヤーを聞いてみる

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 最近は急に小型DAPで何か良いものはないかなと物色しています。と云うのもNOTE版読者の方が意外にも通勤通学で「嵩張らずに使えるDAP」の要望が多いというのも感じているからです。

 

そこで今回はわずか38グラムのタッチパネル液晶付きのSHANLING M0 に行ってみることにしました。

 

実は読者から教えていただいたlotoo picoの方が軽いので、本命はこちらをテストしてみたかったのですがtwitterにてアンケートを取ったところ圧倒的な大差でM0の方に皆さん興味がありそうだったので、今回はM0です。

 

 

 

確かに液晶付きで価格も安め、なおかつ軽くて小さい。またBluetooth機能もバッチリと言う事であればより汎用性の高いM0の方に興味がわくのは当然でしょう。

 

lotooの方も個人的な興味が尽きないので行ってみる予定ですが、この手の小型軽量製品は音質的に不安があることも事実で、そういった場合にはデジタルでトランスポート化してしまいポタアンなどを導入するという手も無いわけではありませんが、そうすると小型軽量というメリットは消えてしまうのでそうする意味がまったくありません。

 

それならば最初から普通のDAPを買えば良いわけで、この手の小型製品は単独で「完成」されていなければ意味がありません。

 

もしくは何かを切り捨ててもDAPを使うだけの理由が居るわけです。

 

そう考えてみると、製品としては非常にバランス感覚と技術が要求されるのが超小型DAPであり、それだけ難しい製品であると言えます。

 

そんなことをつらつらと考えながら、一体中華のM0はどの程度の音質の製品なのかを明らかにしたいと思います。 

 

note.mu 

 

 

 

韓国メーカーAstell&Kern あり得ない高額CDリッピング機を売りつけてしまう

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前から疑問なのですが、Astell&Kernと云うメーカが「まとも」だとはとても思えないのです。

 

もともとはiriverという安物の代名詞みたいな韓国メーカーでしたが、突然、ブランド名をAstell&Kernと変えて次々に「高額DAP」をラインナップしました。

 

この時点で怪しさ満点な訳です。

 

だいたいがDAPの場合デジタルですから、このクラスのポータプルタイプの場合は音なんかほとんど変わりません。

 

DACあたりで倍音が変化する可能性があるのですが、これもイヤホンやヘッドホンあたりでは体感するのが極めて困難。

 

こういう微細で繊細な音の変化はそもそもスピーカーの上位クラスや大型スピーカーの表現力を楽しむためのものです。

 

デジタルはキチンと基本を踏襲して作れば作るほど「似たような音」になり、その音はストレートですが荒れ果てています。

 

ほとんどDACからの音をそのまま出力しているだけなのでそうなるのが当たり前です。

 

このあたりの件に関してはノート版でならA55のレビュー時に行っていますのでそのあたりを参考にして頂くとして・・・

 

今回云いたいことは・・・

 

Astell&KernのCDプレーヤーです。

 

 

 

これ、見て欲しいのですが、あり得ないでしょう。

 

今どきCDリッピング機と称してこの価格。

 

韓国メーカーAstell&KernがCDメカ本体をイチから作れるなど聞いたこともないので、どこかのOEMを外装を変えてそのまま売っているだけでしょう?

 

今どきDVDドライブですら中華の相場は2000円前後ですよ。

 

それが・・・4万超え?

 

リッピング専用機?

 

デジタルデータなので0と1のデータを読み出すだけです。ここに品質なんか関係ありません。2000円のドライブとこの4万超えのドライブでデータが違うなど絶対にありません。

 

ちなみにどんな安物だろうとデータを読み出す際には「エラー訂正」が入りますので、データは1bitもズレません。

 

だいたいデジタルではノイズが混入すると聴くに堪えない盛大な雑音が発生するのでおかしなデータなど流せばすぐに分かります。

 

今どきのDACならロックが外れて再生を停止するのが普通でしょう。

 

こんなものをこんな価格で発売するとは一体何を考えているのでしょう。もちろん買いたい人がいて売れれば何十万だろうが関係ないのですが、情弱商売でしょうか?

 

本当に愉快な韓国メーカーです。

 

 

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【レビュー】SONY MDR-CD900ST スタジオリファレンス ヘッドホンの正体

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遂にSONYの放つスタジオモニターヘッドホンまでたどり着きました。なんだか個人的な感想を言わせて頂くと「感慨深い」ものがあります。

 

僕がこのヘッドホンを購入しようと思ったのは随分と昔になりますが、この時、あるピュアのベテランの一言で迷いが生じて購入を見送った経緯があります。

 

あれから時が経ち、前回のNOTE版レビューでshureのハイエンド846を聞いたこともあり、モニターリファレンスという音響機器の持つ立ち位置がよく分からなくなったこともあり、ではソニーはどのように考え、どのような音を提示したのかと興味がわきました。

 

この900STは一言で云うと部品供給が特に優れていて、各パーツの供給体制が素晴らしい。どんな部品でも1つから手に入れる事が出来るので、経年劣化に伴うパーツ交換が容易なことに関しては世界で最も優れたヘッドホンと云えるでしょう。

 

僕の認識ではスタジオ収録での写真などでは900STをよく見掛けるので、日本のスタジオにおけるリファレンスというのも本当でしょう。

 

世界のスタジオではスタンダードではないとは思うのですが・・・このあたりはプロ歴30年の楽曲制作者のyuki nakano先生のツイートがよく分かるかと思います。

 

 

さて、SONYの900STはどのような音がして、どのようなバランスで、どのような音の特徴があるのかを聞き込んで行きたいと思います。

 

価格的にはプロ用という名目でバカみたいに価格の高いものが多いオーディオ業界では良心的とも言える価格なのでその辺は高く評価しておきます。

 

SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST

SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST

 

 

 

 

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【レビュー】shure SE846 ワイ、遂にshureのハイエンドを聞いてしまう

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何というか世の中には素晴らしい人が居るもので、ご自分で愛用されているshureのハイエンドイヤホンSE846を貸して下さるという。

 

 shureは215をかつてレビューしています。ちょっと価格なりのところがあるのですが、特性重視のモニター系という事で云えば、可能性を感じさせるイヤホンではありました。

 

westoneと共にモニター系メーカーでは世界2大メーカーでもあり、その音は定評があるのですが、215だけではイマイチ実力のほどが解らないところがあり、期待ばかりが先行していたことも事実です。215はかなりの人気機種でもあり、市場では結構ニセモノも出回る事態になってるようです。

 

215においてはキラリとするものの片鱗は見えているのですが、才能と云うよりも、特性を重視するメーカーという理解です。もともとが音楽リスニングに寄せたメーカーと云うよりも、プロ向けというかそんなイメージ。

 

そこでSE846。

 

なんと4BAイヤホンで、低域だけで2BA遣われているという贅沢な仕様。付属するノズルは3種類。

 

それが世界のshureが料理するとどんな音になるのかとワクワクしています。

ちなみに価格は約10まんえん。じゅうまんえん・・・

 

もうイヤホンの価格ではないなと思いつつ・・・レビューします。

 

note.mu 

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