【レビュー】SONY XBA-100 シングルBA 最強の高解像度イヤホン
自作備忘録さんが以前のソニー製BAモデルをバラした見解によると「ソニーのBAは中身が全然違う」という事でBAを独自開発できる大手メーカーのひとつとしてその音はどの程度の実力があるのかが興味があるところでした。
その前にfinal heaven2もレビューしましたが、これだけではなんとも言えず、どうしても個人的にSonyBAの実力とチューニングを確認しておきたかったと云うのがあります。
1万円近くの価格で売り出され、既に終売も近いので5000円台という底値に近く、これが良いものなら今が買い時だと思ったわけです。
シングルBAは色々な問題というか個性を揃えていますが、合うジャンルにはトコトンあい、更に1本所有しておくと静電型ヘッドホンを持っているような物でいろいろとじっくり楽しめるので安くて良いものがあればぜひオススメしたかったのです。
そう言う世界をぜひ垣間見て欲しいと言う事で今回はSONY XBA-100のマジレビューとなります。
ソニー SONY イヤホン カナル型 バランスド・アーマチュア型 XBA-100 | ||||
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イヤホンとヘッドホンの音抜き穴/エアポートに関しての見解
いつもの自作備忘録さんのサイトの方で「イヤホンの音抜き穴/エアポート」についての記事が出ています。
当ブログの読者様はぜひ一読することをオススメしておきます。
さて、上記の記事を読んだ上で少し僕の見解を補足させて頂きます。
ただし、ここで語るのは主に「オープンエアタイプ」のヘッドホンについてですので、対象はヘッドホンでの見解である、と云うことを前提とさせて頂きます。
どういう事かというと、これがイヤホンならエアポートで音を大きく逃がすタイプだと余り良い結果が出ないのではないかと思っているからです。なので本来は避けた方が無難ではないかと言うのが今のところの僕の見解です。
この辺に関してはKZ BA10の次回予告時に少し書かせていただきましたのでそちらを参照して下さい。
イヤホンでのバカでかいポート穴というのは狙いはわかるのですがどうも音にいい感じで反映されないというか無理があるのではないかと感じています。
さて、
ヘッドホンのオープン/開放型の場合、自作備忘録さんで言うような現象、つまり「エアポートを手で塞ぐと大きく音が変わる、ものがあります。
つまりオープンでも手で穴を塞ぐと変わるものと変わらないものがあると云うことです。
それで音に関しての見解を言わせて貰うとどちらのタイプでも音の優劣は付けられません。
ダメなものはどちらにしろダメなので設計上の問題だと認識しています。
ただし、ハッキリとしているのは「エアポートを手で塞ぐと音がガラッと変わるような積極的に音を逃がしてチューニングに利用しているタイプの開放型ヘッドホン」は経験上、かなり変化に敏感な可能性があります。
要するに「敏感なヘッドホン」の属性を持つ、と云う場合が多いということになります。
これがわかっているとヘッドホンを選びに試聴しに行ったとき、手で塞ぐことで大きな音の変化があればそのヘッドホンはアンプなどにも非常に敏感に反応するケースが増えてきたりする、と云うことがなんとなくわかったりします。
ヘッドホンを選ぶ上ではひとつの目安となりますので、もちろん100%ではありませんが、試聴時にザックリと何らかの指針のひとつにはなりますので参考にして下さい。
大事なことなのでもう一度いいますが、敏感か鈍感かはわかっても音の優劣は付けられませんのであくまでひとつの目安です。
これがわかるとむしろアンプにどれくらい投資しないとならないのかという事の方がよく分かります。
catwalk1101earphone.hatenadiary.jp
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感謝です。ひたすら感謝
NOTE版で有料化に舵を切るという暴挙に出たのが18年の8/30日になりますから、だいたい3週間が経過して非常に良好な滑り出しで感謝以外にはありません。
皆様に信用され、支えられた結果ですので更なる精進を積み上げて行きたいと思います。
正直、最初はまぁせいぜい月間5人も集まればいいだろうと云うくらいの気持ちで気長にユーザーを集めるつもりでしたが、毎日コンスタントに伸びてきたので予想以上の方に支持されたと思っています。
有料化、というのは基本的にネットとは相性が悪く、しかもマガジンひとつが1300円というプロの作家も真っ青の強気な金額でしたのでとても不安があったのですが、とりあえず何とか大台をめざせるような人数が集まり、先が見えてきたのでここにご報告する次第です。
そのうちの何人かの方からは温かいメッセージとともにサポートまで頂いてしまってもう本当に感謝です。
誤解無きように何度ももうしあげていますが、当ブログのような販社からのイヤホンの提供を受けない、と云うやり方ですとどうしても皆様の協力無しには長く続けていくことが困難です。
イヤホンを貰ってそれに対して適当なやらせレビューをあげ、結果としてユーザーを騙す販社とガッチリ組んだやり方ですと結局のところ損をするのはユーザーだけであってすぐに1万2万と吸い上げられていきます。
ですが僕のようなやり方ではそういった販社と手を組むというのは不可能ですので、皆様と共に進んでいく、結果として失うであろうお金を最小限にしたいという事になります。
オーディオの世界は昔から訳の分からないことを言う人が多く、詐欺と騙しの世界です。
昔の方ならいろいろと知っていると思いますが、90年代には「CDを冷蔵庫で冷やすと音が良くなる」といわれて大ブームになり、その手の人たちがこぞってCDを冷蔵庫で冷やしていた時代もあったりします。
今は笑い話でしょうが、真剣にそんなバカなことで音が変わると云っていた人たちが大勢居た物です。
ちなみに僕は一度も冷蔵庫にCDを入れたことはありませんが・・・
そんなことで音が変わったらこんなに苦労していないわけです。
閑話休題。
とにかく感謝です。
日々精進して粛々と進んでいく覚悟ですのでどうぞよろしくお願い致します。
【レビュー】茶楽音人 Co-Donguri Brass 日本製の評判の良い低価格イヤホン
何だがやたらと高評価のあるイヤホンのひとつがこちらの茶楽音人 Co-Donguri です。
「さらうんど」というイヤホンにはまったく向かない分野の名前を付けるという事で少しイラッときましたが、音が良ければすべて良いのでスルーすることにします。
低音側にトルネードなんとかと言う技術を搭載しているとのことで「低音の出来映え」も見所のひとつか。
ドライバーが10㎜と大きいので反応よりも低音の出方を狙ったと思われますが、イヤホンではスピーカードライバのように一概に深い低音が出るとは言えないので大きさイコールにはならずそのあたりもどう処理しているのか検討したいところ。
それで今回は「雫」でアンケートを採ったのですが・・・既に販売終了でしたので最新タイプのBrassの方にいってみました。
次のイヤホンアンケートです。前回の物は感触がわかりましたので抜いてあります。
— luna-luna 🔰ポタオデ初心者 (@lunaluna226) 2018年9月17日
記事のリンクは一番最後です。
茶楽音人 ハイレゾ対応 ダイナミック密閉型カナルイヤホン Co-Donguri Brass Bordeaux (ボルドー)
- 出版社/メーカー: 茶楽音人
- 発売日: 2018/06/29
- メディア: エレクトロニクス
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茶楽音人(さらうんど) カナル型イヤホン Donguri - 楽(RAKU) 濃墨 | ||||
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中華ケーブルはなぜ詐欺なのか オーディオ騙しのテクニック
中華ケーブルはなぜここまでえげつなく宣伝して詐欺まがいのことを行うのかという理由について具体的な理由をいくつかあげておきます。
もともと「オーディオケーブルは詐欺」な訳ですが、いま中華が躍起になってケーブルを売りつけるのには理由があります。
【原価がタダ同然】
幾らなのかは当然わかりませんが、普通に考えてタダ同然でしょう。
100円しないと思います。
それを5000円とかで売れるのですからこんなに美味しい商売はありません。
【サポート不要】
ケーブルなんでサポートにかかるコストもほぼゼロです。
電源の入れ方や使い方など細かなサポート対応が必要ないので、売りっぱなしでOK。
【返品なし】
当然ですが不良品などほとんど出ないでしょう。
普通、工業製品は何%かの割合で必ず不具合がでます。
それは返品して再度送り直すと云うコストが地味に掛かってきますが、不良品などほとんど出ないはずなので返品に掛かるコストもほぼ0円。
【使い回しで設計コストもなし】
設計に対するコストも掛かりません。
また一度売ったケーブルが売れなければ回収して被覆だけ変更したりしてまた再度売り直すわけです。
あるいはコネクタだけ変えるとか。
中身の芯線などスペックデタラメでもわかる人などいません。
【配送や倉庫にかかるコストも安い】
大きな商品や重い商品になればなるほど配送や保管のコストが莫大になってきますが、もともと軽くてコンパクトなケーブルはそれらのコストも激安。
パッケージだけこだわれば「高級感」でウマー。
【中華ケーブルまとめ】
サポートも返品も無く、原価はタダ同然。
音なんて本当は変わらなくてもサクラレビュワーを使って適当な事を書かせておけば「自称マニア」が勝手に騙されて「音が良くなったと大喜び」します。
音が変わらないと文句を言う人には信心が足りないとばかりに「エージングが足りない」とのたまい、更にはこっちのケーブルの方が合うとばかりに「相性問題」で逃げ続けるわけです。
ケーブルの原価なんてどれもたいして変わりませんが、例えば原価200円のケーブルを1万円で売ればどれほどもうけが出るかわかるでしょう。
昨今の中華ケーブルは100%やらせレビューですが、サンプルをばらまいても痛くも痒くもありません。
利益率がこれほど大きい物はそうそうないのです。
一言で言うと、「こんなに美味しい商品は無い」というのがケーブルメーカーと販社の本音です。
こちらの中華ケーブルレビューのほとんどが「サクラ」というところが怖すぎる。
catwalk1101earphone.hatenadiary.jp
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【次回予告】 KZ BA10
どうもです。
KZ AS10に続きBA10の方も行くことにしました。
既に販売が始まっていますが、低価格品のように「品薄」ではないようなのでオーダーしてしまえば発送は速いのではないかと思われます。
AS10の中高音域のチューニングは結構苦労の跡がうかがえるのでかなり良いものです。
そして、今回のBA10はどうもドライバがまったくAS10と一緒のようなので、違いはハウジングとドライバ配置だけのようです。
これが音にどう影響してくるのかが見物でしょう。
懸念はフルマルチBAにもかかわらずかなり大きなエアポートが開いてしまっていることで・・・BAでこれは必要なのかと思いつつ・・・後は新しい物が常に旧作を上回るという保証も無いため、このあたりキッチリ判断していこうと思っています。
いつもの通りでダメならダメと書くことに変わりはありません。
AS10をお持ちの方が飛びつくような理由も無いため、お待ちくださいませ。
それにBA10が出たことによりAS10の価格が下がり気味になるでしょうから、まぁ、待ちが正解では無いかと。
注記
DDとかBA機にかかわらず余りにも大きなエアポートが開いているとどうにもよろしくないという感じは受けています。
フルレンジでも多ドラでもイマイチな印象を受けていますが、イヤホンで「オープンのように音を逃がす」というのはちょっと厳しい部分があるような気がしなくもありません。
もしかするとイヤホンの音に対しては構造上の無理がある可能性もあるかと。
あくまで今の段階の一般的な見解ですが。
追記
記事を公開しました。
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中華イヤホンに対する最近の心境を書いてみる
大変申し訳なく思っているのですが、今現在、中華よりも「国産などのブランドイヤホン」の実力確認に邁進している最中で、中華イヤホンが少し疎かになっています。
そもそも今の中華イヤホンレビューの汚染が酷すぎて、僕ですら「選びようが無い」というジレンマに陥っているのも本当です。
だってそうでしょう。
KZのZS5やZS6が売れれば、今度はそのパクリイヤホンが雨後の竹の子のように出てきて、更に状況を悪化させるのが100%とも言えるサクラレビューの存在です。
これではどれが「まともなイヤホン」なのかもうさっぱりわかりません。
NOTE版の方でも記事を書きましたがKZのレビューですらかなり「工作」されてしまっているので、もう何を信用して良いのかすらわからないのが昨今の中華イヤホン界隈の現況です。
確かにイヤホンというのはスピーカやヘッドホンに比べると設計がだいぶ簡単なことは簡単で例えば「ブレーシング」などの複雑な構造は持っていません。
要するにイヤホンはだいぶ構造がシンプルなことはシンプルなのですが、それでもキモのひとつであるハウジングをパクってしまえば当然のことながらハウジングの音に対する影響度に応じてそれ相当の音にしかなりません。
もちろんパクりでも良いのですが、そこには元のイヤホンの音を煮詰めて乗り越える、という信念がない人が作ったイヤホンの音など聞くだけ時間の無駄です。
そのベースとなるものが今の中華のKZパクリイヤホンにあるのでしょうか。
単なる2匹目のドジョウを狙った体の良い詐欺では?とも感じるわけです。
あるいは最初からお金が目的の詐欺すれすれの中華イヤホンメーカーに音に対する実力があるのでしょうか。
デザインばかりがそれっぽくて、更にレビューで工作活動しつづけているメーカーにそれを実現出来るのかと。
価格設定も手が出しやすい絶妙なところを狙っているような気もします(微妙に高い)
こんな物で例えば3000円も使ってしまった、また何度も碌でもない音で騙されたということでは遅かれ早かれ中華イヤホンは下火になるでしょう。
KZなどもまともな物は価格が上がってきていることもあり、どれをレビューすべきなのかを含めて検討している今日この頃です。
もしこれはという中華イヤホンがあればtwitterの適当なコメントにでもレスを付けてくれれば検討します。
と云うわけで何をレビューするかとても迷っています。
【レビュー】パイオニア Pioneer SE-CH9T 自社開発DD搭載
パイオニアの自社開発DDを搭載した非常に評価の高いイヤホンです。
今回はtwitterでのアンケート結果が1番だったこともあり購入してみた次第です。
次のイヤホンアンケートです。
— luna-luna 🔰ポタオデ初心者 (@lunaluna226) 2018年9月6日
日付の設定を間違えたのでやり直します。
ビジュアルグランプリ2017 SUMMER ライフスタイル部会 受賞
ビジュアルグランプリ2018 SUMMER ライフスタイル分科会 受賞
久しぶりに聞くパイオニアのイヤホンですがその実力を探ります。
ちなみにこちらは基本モデルである「SE-CH5T」の上位モデルとなります。
中華で言えばだいたい4000-5000円の価格帯の製品となるでしょう。
パイオニア Pioneer SE-CH9T イヤホン カナル型/ハイレゾ対応 ブラック SE-CH9T-K 【国内正規品】
- 出版社/メーカー: パイオニア
- 発売日: 2017/03/17
- メディア: エレクトロニクス
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パイオニア Pioneer SE-CH9T イヤホン カナル型/ハイレゾ対応 ブラック SE-CH9T-K 【国内正規品】 | ||||
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【NOTE版】wooAUDIO WA6ヘッドホン真空管アンプ
日本未発売のアメリカ製真空管ヘッドホンアンプのレビューとなります。
グラド用に物色していて良さそうだったので購入した物です。
真空管アンプの場合そもそも最低限の実力すら無い、というアンプも多く、製品自体の当たり外れが非常に大きい。
そう言う意味では試聴無しで買うのはとても怖いのですが、どうやっても日本でレビューが見つからずリスクを取りました。
そういう訳でWooAUDIOのWA6を個人輸入してみましたが、さてその実力やいかに。
NOTE版にて公開しております。
【NOTE版】 アマゾン中華イヤホンのサクラレビューを抜き出してみました。
知り合いが1万円で中華イヤホンを買ったら余り良いものではなく、ある意味サクラレビューに騙されたような物ですので、かなり頭にきたので記事を書いておくことにしました。
主に最近の10人程度の明らかにサクラと思われるレビュワーを追ってアヤシいメーカー等を抽出しました。
ここから考えられることは、やはり「大規模な工作」が相当な人数を使って行われていること、またある特定のメーカーがわかりましたので記述しておきました。
ご興味のある方はどうぞ。
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